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   I'm surprised!


 タイ王国 Kingdom of Thailand:
Anecdotes 1

 その他 The other : Anecdotes 2
 

 

Anecdotes 1: タイで「キレイ。」は、禁句。
  
 日本語で「キレイ。」は、当然「美しい。」という意味である。しかし、タイでは違います。

 私が宿泊していた、バンコクのホテルで結婚披露パーティが行われていた。
エントランスから白い布と花で飾られた会場へと続く通路は、それはそれは華やかで地元の裕福な家庭の結婚式だと思った。
着飾った親族や招待客が待つ会場の入り口付近には、満面の笑みを湛えた新郎新婦の大きな写真が飾られていた。
幸せそうな新婦は、かなりの美人だった。
日本人なら誰だって、「キレイ!」と思わず言うはずだ。
私も笑顔で「わー、きれい!」と叫んでしまった。
すると、それまでとは周囲の雰囲気が一転した。
私の声を聞いた人たちからは、笑顔が消え、私のことを睨むのです。
理由がわからない。
微妙に変な顔をしている人たちに、「Beautiful! Oh Pretty!」と、言ってみたが笑顔は戻らない。
居ずらくなって、仕方なく退散した。

 後日、彼等が私を睨んだ理由がわかった。
タイ語で『キレイ』は、『醜いとか、汚い』という意味だった。
そりゃ、怒るわね。


 
みなさんもタイに旅行する時には、不用意に「キレイねー。」と言わないこと。
お土産物屋で、「キレイ」を連発していた日本人観光客もお店の人にイヤーな顔をされていましたよ。

 

Anecdotes 2: 珍人名? 

 
日本語と同じ発音で特定の意味のある言葉と同じ、という人名は可哀想だと思っている。
 
 あるタイ人の場合: 
 仕事で知り合ったタイ人の名は、“チャランポン”。笑っちゃいけないけど、覚えやすい。
しかし、「名は、体を表す。」の通り、まさにいい加減なヤツ(タイ人としては、普通かな)だった。
いまでも彼は、「チャランポランなチャランポン」と呼ばれている。
 
 あるフィンランド人の場合: 
 
フィンランドの苗字には、“ニッカネン”や“マッキネン”のように“○○ネン”というのが多い。
これは、“○○村の人”という意味だそうだ。つまり、“ニッカネンは、ニッカ村の人”という苗字なのだ。
 そして、可哀想なことに“アホネン”さんがいる。
彼は、自分の名前が日本語で「頭が悪い人」を意味する言葉に似ていることを知っていた。
しかし、親日家の彼は、「かえって、覚えやすいでしょう。」と、笑顔で言った。
 
 ある日本人の場合:
 
日本人の名前だって、外国人に「クスッ!」って、笑われることがある。
私の同僚に“アツシ”君がいる。日本人の男性名としては、けっして珍しくはない名前だ。
しかし、タイ人のチャランポンにアツシ君が「My name is Atsushi.」と自己紹介した時のこと。
チャランポンは、一瞬驚いたような顔をした後、にやにやした。
「タイ語で、“アツシ”って、どういう意味?」と尋ねると、「エー、嫌だ!」と思わず言いたくなるような意味だった。
アツシ君は、ショックを受け「タイ人には、名前を言いたくない!」と、落ち込んだ。


 

最終更新日:2009/08/16